雑誌やランキングで目にする「プレストパウダー」とはいったいどんな目的・メリットがあるのでしょう?これまでその使い方が分からず手をださなかったあなたも必見!実はプレストパウダーの役割を少し知っているだけでメイクの仕上がりがグンッと違うのです。
今回はプレストパウダーの役割のほかパウダーファンデーション・ルースパウダーとの違い、おすすめパウダー15選を紹介します。
もくじ
【知ってるようで知らない】プレストパウダーの役割とは?
パウダーとひと言でいってもルースパウダーやパウダーファンデーションやプレストパウダーなどさまざまな種類がありますよね。
プレストパウダーをザックリ説明すると「プレスされたパウダー=固められたパウダー」の意味です。要は粉のままでパウダー状になっているものではなく、固形になるよう何らかの成分を入れて押し固められているパウダーのことを一般的に「プレストパウダー」といいます。
では、プレストパウダーを使うメリットは何でしょうか。
1番の大きなメリットとしては「メイクをできるだけ長持ちさせることができる」という点です。
プレストパウダーは化粧が終わった最後のタイミング、いわば仕上げアイテムとして使います。普通のファンデーションのあと、プレストパウダーを乗せることで皮脂や汗による化粧崩れを抑え、メイク持ちを長くできるのが魅力でしょう。
しかも粉が固められているため、外出先で取り出しても粉を舞い散らかすことがなく洋服やバッグを汚すこともありません。持ち運びしやすく、化粧直しするにも便利といった利点もあり多くの女子に愛されているのです。
他のフェイスパウダーとの違いは?
プレストパウダーとパウダーファンデーションの違い
プレストパウダーとパウダーファンデーションの違いを簡単に知っておきましょう。プレストパウダーは、ファンデーションが終わったあとに、最後の仕上げとして乗せる固形のお粉・パウダーのことですよね。皮脂や汗やテカリといった肌悩みを抑える役割として使われるため、そこまでカバー力を求められず、薄付きでサラリとした質感のものが多いです。
薄いピンクや紫色や透明色などナチュラルで肌の色を邪魔しない色づきも特徴ですね。
それに対してパウダーファンデーションは、お肌の色ムラやくすみや凸凹といったアラをカバーするような役割を担う、世にいう「ファンデーション」のことです。
ファンデーションにもリキッドやクリーム、ルース、クッションタイプなどいろいろな種類があると思いますが、パウダーファンデーションは、固形で固められた「プレストパウダーファンデーション」を指すのが一般的です。
パフやブラシを使いながら、肌の乗せることで気になる肌悩みを隠してくれます。質感はマットからツヤ肌まで、色味はピンクベージュやベージュ、オークルなどさまざまなカラーバリエーションが発売されているのが特徴でしょう。
プレストパウダーとルースパウダーの違い
では、プレストパウダーとルースパウダーの違いは何でしょうか。
プレストパウダーは固形の固められたパウダーのことを指しますよね。それに対し、ルースパウダーというのはお粉状になったパウダーのことです。化粧品のなかでは「お粉」とも呼ばれていますよね。固められているものではなく、触るとパラパラ(サラサラ)した質感のアイテムです。
ルースパウダーはその形状から、サラリと粉をまとうことができるので、薄付きでフォーカスをかけたような柔らかい印象に仕上がります。
色味も透明やピンク、ベージュやラベンダーなど比較的肌色に近いものが多く、パウダーのなかでも最も自然に仕上がりやすいのが特徴です。そこまでマットな質感を求めていない人や、透明感を出したい人、また厚化粧にならない軽い付け心地を求めている人にはおすすめのパウダーと言えるでしょう。
ただ、ルースパウダーは粉の状態なのでプレストパウダーと比べると飛び散りやすく、不用意に開けると洋服やポーチやバッグなどに付着してしまいやすいんですよね。
そのため、普段のお化粧時にはルースパウダーを使用し、外出中の化粧直しや持ち運びにはプレストパウダーを使用するというように、使い分けてもよいかもしれません。
プレストパウダーの使い方
ナチュラルに見せたい時はブラシを使う
サラリと均一に、そしてできるだけ肌の質感に近いような仕上がりを求めるなら、ブラシ使いがおすすめです。
ブラシにお粉を適量とって、優しくなでると粉が肌全体に均一に付着してくれます。鼻や頬やおでこやアゴなど皮脂崩れや汗をかきやすい場所を中心に、顔全体になじませていきましょう。
このとき、気を付けたいのは、お粉の付け過ぎです。パウダーをブラシでとり、そのまま肌に乗せると色ムラやダマができてしまうので、いったん手の甲やティッシュの上で余分なお粉をはたき、ブラシに適量なお粉が残ったタイミングで肌の上に乗せるようにしましょう。
これを行うだけで、仕上がりや見た目がちがってきますよ。プロのメイクさんも行っている方法なのでぜひ試してみてくださいね。
しっかりメイクに見せたい時はパフを使う
ブラシ使いに比べると、パフを使うことで肌質がマットに、そしてしっかりメイクしたように仕上がります。この理由はブラシは肌表面にサラリと乗せている状態ですが、パフはお粉を押さえることにより多くのパウダーが密着するため、マットな質感になりやすいからです。
そのため、仕事柄メイクが欠かせない人やシャープな印象でしっかりメイク顔に見せたい人は、パフを使いながらプレストパウダーを乗せるとよいでしょう。
パフはプレストパウダー付属のものを使ってもよいし、別売りのパフで気に入ったものがあればそれを使用してもかまいません。
パフの使用にもちょっとしたコツがあります。プレストパウダーをパフでとったら、そのまま肌に乗せず、いったん手の甲やティッシュの上で余分なお粉をはたきましょう。(ブラシの場合と同じですね。)パフに適量なお粉が残ったタイミングで肌の上に乗せるようにすると薄付きでキレイな肌質に仕上がります。
人気プレストパウダー15選
肌をトーンアップさせてくれるプレストパウダー
①【レブロン スキンライトプレストパウダー104】 Amazonで詳細を見る
レブロンのスキンライトプレストパウダーは光を反射しながら肌をなめらかに見せるといった2種のパウダーが配合されています。しわや毛穴や色ムラなど気になる肌悩みが多い人に便利なアイテムではないでしょうか。
なかでも、104番というラベンダー色は肌に透明感を与え、健康的にトーンアップしたようになるのが嬉しいですね。
サラサラな質感にも関わらず、適度なツヤ肌をキープしてくれます。
内容量 | 10g |
参考価格 | 1,944円(税込み) |
②【無印良品 ルースパウダープレストタイプ ルーセントホワイト】 Amazonで詳細を見る
パープルやブルーやホワイトやピンクなどさまざまな色のパールパウダーがパレットに配置されていてそれを混ぜ合わせながら肌に乗せることで、華やかに輝きのある質感がうまれます。
肌色を1トーンアップさせたいならパープルパウダーを多めに、肌のくすみを隠したいならブルーパウダーを多めに、赤みやニキビ跡を隠したいならグリーンパウダーを多くとるなど自分の肌の状態に合わせて色味を調整できるのもこの商品のよいところですね。
そして、ホホバオイルやヒアルロン酸やシア脂、さらにはカミツレ花エキスなど保湿作用のある成分が配合されているので乾燥肌の人にも向いているといえるでしょう。
内容量 | 8.9g |
参考価格 | 2,399円(税込み) |
③【セザンヌ UVクリアフェイスパウダー ラベンダー】
プチプラコスメで肌のくすみを隠すなら、 セザンヌのUVクリアフェイスパウダー(ラベンダー色)が便利!
セザンヌから発売されている、皮脂を吸着しながら肌のくすみや色ムラを光の反射によって飛ばすパウダーです。
しかも嬉しいのは、アセロラ果実エキスやヒアルロン酸、スーパーコラーゲンといった12種類の美容成分・保湿成分が配合されていることですよね。保湿力がありながら肌のトーンアップを演出できるアイテムです。
単品で使用した場合、クレンジングなどが要らなく洗顔料だけで落とせるのもメリットの1つではないでしょうか。敏感肌の方や肌ダメージを気にしている方にもおすすめといえます。
内容量 | 10g |
参考価格 | 734円(税込み) |
④【キャンメイク トランスペアレントフィニッシュパウダーパールラベンダー】
プチプラコスメの代表格、キャンメイクのプレストパウダーです。
カラーバリエーションはいくつか発売されているのですが、そのなかでもパールラベンダーは、ラベンダー色に細かいゴールドパールが入ることで肌の色味を整え、真珠の表面のような柔らかでホワッとしたヴェール効果(ぼかし効果)を与えてくれます。
こちらもセザンヌと同様に、クレンジングは要らず洗顔料のみで落とすことができるのが魅力ですよね。容器のなかにはパフが付属され、鏡付きなので持ち運びにも便利です。
内容量 | 10g |
参考価格 | 1,015円(税込み) |
⑤【エチュードハウス フィックス&フィックス トーンアップパクト ラベンダー】
韓国だけでなく日本でも人気の韓国コスメ、エチュードハウスから発売されているプレストパウダーです。カラーは2種類ありますが、こちらのラベンダー色は透明感をアップし黄ぐすみや色ムラを補正するような働きがあります。
オクテニルコハク酸デンプンAlといった皮脂吸着剤が配合されているため、油分や汗を吸着しメイク崩れしにくいので春夏などの暖かい季節に重宝されるコスメではないでしょうか。
それに加え、ジメチコンといった合成のポリマーが配合され、サラサラの質感で肌触りがよくなり皮膚にピタッと密着するため、メイクの持ちをよくしてくれます。
ただ、合成界面活性剤やタール色素、香料などは入っているので人によっては肌に合わないという場合もあるかもしれませんね。敏感肌の方はテスターなどで試してから購入することをおすすめします。
内容量 | 9.5g |
参考価格 | 1,242円(税込み) |
ファンデ代わりにもなるプレストパウダー
⑥【シャネル プードゥルユニヴェルセルコンパクト】
デパコス代表ともいえるシャネルのプレストパウダーです。
軽くサラサラとした質感ながら、粒子が細かく肌にぴったり密着するのでなめらかでマットな肌に仕上げてくれます。
15gで6,000円近くと決して安くないものですが、肌のアラを隠してくれるパウダーファンデーションと仕上げのフェイスパウダー(お粉)を兼用していると思えば納得のできる価格かもしれませんね。
肌の色ムラを隠してくれるので、結果的にアイシャドウやチークのノリもよく見える優秀コスメと言えるでしょう。
内容量 | 15g |
参考価格 | 5,470円(税込み) |
⑦【キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー】
キャンメイクのプレストパウダー・フェイスパウダーのなかでも適度なカバー力がありふんわりマット肌に仕上がるのがこのパウダーです。
色はマットライトオークルからマットオークルまで4色展開なので自分の肌に合わせたカラーを選びましょう。
粉の質感はふわふわと柔らかく、スクワランやホホバオイル、カミツレ花エキスやアロエベラエキスなど10種類も美容成分が入っているためしっとりと肌に密着し、毛穴やくすみや色ムラをオフしてくれます。
合成界面活性剤やタール系の色素・アルコールや香料を使っていないので敏感肌の人は試してみてはどうでしょうか。
内容量 | 10g |
参考価格 | 1,015円(税込み) |
⑧【ローラメルシエ マットラディアンス ベイクドパウダー】
ナチュラルビューティーを目指してブランド作りをしているローラ メルシエのプレストパウダーです。そのコンセプトどおり自然でなめらかな肌質で、厚塗りに見えないものの肌悩みをうまくカバーしてくれます。
また完全なマット色ではなく、細かなパールパウダーが配合されているため内側から潤いを放っているような、いってみれば自然なツヤ肌に印象付けることが可能です。
肌悩みをしっかり隠したいけれどある程度のツヤは欲しいといった要望に応えてくれるプレストパウダーでしょう。
内容量 | 7.5g |
参考価格 | 4,180円(税込み) |
⑨【クリアラスト フェイスパウダー ハイカバー 白肌オークル】
7種類の細かなマイクロパウダーやオークルパウダーにより赤みや毛穴、色ムラ、さらには肌の凹凸までカバーすることができ、ファンデが要らないプレストパウダーとして発売されているアイテムです。
これ1つで、「ファンデーション・コンシーラー・フェイスパウダー・日焼け止め」など4役をこなしてくれますよ。1つ持っておくだけでほかのアイテムが必要なくなるマルチコスメともいえるでしょう。
乾燥が気になっているときも、ヒアルロン酸やリピジュアといった保湿で知られた成分が配合されているためしっとり肌をキープできるのではないでしょうか。
内容量 | 12g |
参考価格 | 1,269円(税込み) |
⑩【毛穴パテ職人 ミネラルBBパウダーEM エンリッチモイスト】Amazonで詳細を見る
プチプラブランドで人気の毛穴パテ職人のBBプレストパウダーです。
粒子の大きさがさまざまで伸縮しつつ、毛穴や肌のデコボコにぴったりフィットする「密着カバーパウダー」が配合されていて、薄付きながら毛穴レスななめらか肌をキープしてくれます。
プレストパウダー自体にスクワランやセラミドやアーチチョーク葉エキスなどの美容・保湿成分が入っているのでそれだけでも保湿力がアップしますよね。
ただ、すごいのはこれだけではありません。なんとパフにもコラーゲン成分が配合されているという、いわゆる乾燥肌のために細部までこだわっているところがこのコスメの利点とも言えるでしょう。
柔らかで肌なじみがよく、ふんわり毛足がフィットするので、なるべく肌にダメージを与えたくない敏感肌の人や知らないうちにパフやブラシで肌をこすり過ぎてしまうような人も使ってみてくださいね。
内容量 | 8.4g |
参考価格 | 1,104円(税込み) |
紫外線から守ってくれるプレストパウダー
⑪【タイムシークレット ミネラルプレストパウダー】 Amazonで詳細を見る
SPF50+でPA++++ のプレストパウダーです。簡単に説明するとSPFは主にシミやソバカスの原因になる紫外線B波を防ぐ目安の数値で、PAはシワやたるみの原因ともなる紫外線A波を防ぐ目安の数値です。
こちらのプレストパウダーは夏にグッと多くなってくる紫外線B波だけでなく、一年中降りそそいでいる紫外線A波からも肌を守ってくれるので嬉しいですよね。合成ポリマーが入っているため、皮膚にしっかり密着しながら皮脂や汗によるメイク崩れを防ぐ効果もあります。レジャーやマリンスポーツに行く際にポーチにしのばせておくと便利です。
内容量 | 7g |
参考価格 | 1,805円(税込み) |
⑫【トランシーノ 薬用UVパウダー】
Amazonで詳細を見る
トランシーノといえばシミやそばかすケアのブランドとして有名ですよね。このプレストパウダーはトランシーノブランドからでているUVカット機能付きパウダーです。
SPF50 PA++++と数値も高く、しっかり紫外線をカットしながら皮脂や汗でも崩れにくいウォータープルーフタイプとして機能してくれるのでアウトドアで化粧直しができないときにおすすめできます。
アスコルビン酸2-グルコシドと呼ばれるビタミンC誘導体の一種が入っているため、日中つけているあいだはメラニンの生成を抑えて日焼けによるシミやソバカスが増えないようにする効果も期待できますよ。肌悩みがこれ以上増えないためのケア用品としても考えてみてくださいね。
内容量 | 12g |
参考価格 | 3,240円(税込み) |
⑬【エトヴォス ミネラルUVベール】
エトヴォスは肌悩みが多い人のために、続けやすい値段帯で出されているブランドです。
このプレストパウダーはエトヴォスのフェイスパウダーのなかでもSPF45 PA+++とUVカット数値が高めのものなので、春夏の日中に大活躍するのではないでしょうか。
肌悩みが多い人のためのコスメというだけあって非常にシンプルな成分で、界面活性剤や鉱物油、またシリコンやタール系色素、さらには香料や防腐剤、紫外線吸収剤といった成分もフリーとされているのもメリットのひとつですね。
パッケージが可愛いので贈り物にも喜ばれますよ。
内容量 | 7g |
参考価格 | 3,880円(税込み) |
⑭【エイボン UV プレストパウダー】 Amazonで詳細を見る
UVカット効果にくわえて、ラベンダー色のパウダーを乗せることで透明感アップやくすみオフを狙えるプレストパウダーです。ラベンダー色と言ってもほんのり薄付きなので、メイクの上から重ねることができます。
このパウダーの特徴としては、パフではなくブラシが付属していることです!携帯用のプレストパウダーでブラシ付属のものはそこまで多くないので、粉をつけ過ぎたくない人やふんわり自然なツヤを残したい人に持ってこいではないでしょうか。
内容量 | 記載なし |
参考価格 | 2,090円(税込み) |
⑮【ノブ プレストパウダーUV ルーセント】
乾燥肌や敏感肌の人のために開発されたNOVというスキンケアブランドのUVプレストパウダーです。そのため香料や紫外線吸収剤やタール色素など、人によっては肌の刺激の元となる成分が配合されていません。このような配慮も企業努力の賜物ですよね。
形状としては固められているプレストタイプですが、肌につけたときにスッとなじみ軽い質感なので厚塗り感がありません。特にルーセントという色であれば自然な透明感がでて、ファンデーションのうえから何回も重ね塗りできますよね。
SPFは23、PA++とそこまで数値が高くないので長時間のスポーツやレジャーなどには向きませんが、普段使いでササッとUV対策するのにぴったりです。
内容量 | 10g |
参考価格 | 3,027円(税込み) |
プレストパウダーで美肌に仕上げよう♡
ファンデーションと比べるとプレストパウダーは聞きなれないアイテムなので「そこまで必要のないもの」と思ってしまいがちですが、あるとないとでは仕上がりに大きな影響が出てきます。
しかもいまは、毎年これでもかというほどいろいろな機能が詰まったパウダーが発売されているんですよね。
コスメ代にそこまでお金をかけられないという人はひとつで2役、3役などのマルチコスメを選んでみてもよいかもしれません。
ぜひプレストパウダーを選ぶときの参考にしてくださいね。