「彼氏がいないどころか、そもそも恋愛感情がわからない。私ってもう恋ができないの…?」と不安なアラサー女性は意外と多いよう。
前の彼氏と別れて長い時間が経ってしまったり、浮気や不倫などの危険な関係にうつつを抜かしていると、気づけば自分の本心がわからなくなってしまうものです。
そこで今回は、恋愛感情の定義から「これは恋?」と迷ったときの対処法まで、詳しくお教えします!
そもそも、恋愛感情ってなんだっけ?
恋愛があまりにごぶさたすぎで、この気持ちが恋なのか判断できない…という人はまず、恋愛感情の定義をおさらいしてみましょう。
この気持ちは恋?それともただのときめき?迷ったときの参考にしてみて。
ときめき=恋愛感情?
たとえば、クライアント先を営業トークで口説き、うまく交渉を進めている同僚をみたとき。
一緒に歩いているときさりげなく自分を歩道側に導いてくれた男性に出会ったとき。
男性からとびきりの笑顔を向けられたとき…。女性なら誰しも「きゅん♡」とするときがありますよね。
このときに感じる「きゅん♡」がときめき。もちろん恋愛に発展することもありますが、一度ときめいただけで急発進するのは危険かも。
ただ「あまりにも恋愛と縁がなくて寂しい」と感じている人は、ときめきを感じる機会を増やすことがリハビリに繋がるかもしれません。
頭の中にはいつも意識する人が…。これって恋?
仕事中や通勤中、家でくつろいでいるとき…。ふとした瞬間に頭に思い浮かぶ男性がいる場合も、あなたが彼に惹かれている可能性が高いと言えます。
でも、それを恋と捉えるか否かは、もう少し熟考が必要。
寝ても覚めても彼のことを考えてしまう…という場合は、思い切ってアプローチしてみるのも手。
ただ顔が好みなだけ、仕事で優しくされているだけ…という場合は、もう少し様子を見た方が傷つかずにすむかもしれません。
このように、ふとしたときに頭に浮かんだり、ときめいたりする男性がいる場合は、浮かれすぎないように要注意。
いくら恋愛がごぶさただからといって、すぐに「これは…恋!」と決め切って暴走すると、相手も自分も傷つけてしまうかも。
恋愛感情がないと悩んでいる人こそ、冷静に判断することが大切です。
恋愛感情のない理由は?
昔は自然に恋ができていたはずなのに…今はどうやって恋愛をすればいいのかわからない!
そんな“恋愛砂漠”に陥ってしまう理由は、主にこの3つ。あなたに当てはまるのはどれ?
①嫉妬しない
恋多き女は、たいてい嫉妬深いもの。
人によっては、気になる男性のSNSで上がっていた飲み会の写真に女が写っていた…というだけで嫉妬心を抱いてしまう場合も。
対して恋愛感情が薄い人は、たとえ付き合っている彼であっても、どこに行こうが何をしようがあまり気にしないという傾向にあります。
もちろん悪いことではありませんが、燃え上がるような嫉妬心に火がつかないことが、恋愛から遠ざかっている理由かもしれません。
②性欲がない
特に女性に多いのがこのパターン。年齢を重ねるにつれて、仕事の疲れやストレスなどでますます性欲が減退してしまうことも…。
そもそも性行為に興味がなく、相手に触れたいと思わない、一緒にいても“そういう”気持ちになれないという人は、恋愛をしなくても生きていけてしまうタイプ。
気持ちに焦りがないため、恋のきっかけも生まれにくいと考えられます。
③仕事や趣味など、恋愛のほかに熱中していることがある
楽器演奏やスポーツなど、大人になってから夢中になった趣味がある人や二次元のキャラや舞台、アイドルに熱を上げているオタク気質の人は、どうしても恋愛から遠ざかりがち。
また、仕事一筋のバリキャリさんは、そもそも男性とデートする時間すら取れない…なんて場合も。
休日も常に予定があり、毎日が充実しているという人ほど「今が十分楽しいのに、彼氏なんかいらない!」という“おひとりさまモード”に入りやすい傾向にあります。
好きというより、憧れているのかも?
気になる人はいるけれど、いまいち恋愛に踏み込めない…と悩んでいて、上の3つの特長に当てはまった人は「恋をしている」のではなく「その人の人間性に憧れている」だけかもしれません。
好きと憧れを履き違えると、あとあと大変な目に遭う可能性が高いので要注意。もう一度冷静に、自分の気持ちに耳を傾けてみましょう。
恋愛感情がわからないときはどうすればいい?
恋をするとどんな気持ちになるのかわからない…という人におすすめしたい対処法がこちら。
自分の気持ちと深く向き合えば向き合うほど、これから進むべき道、やるべきことが見えてくるはずですよ。
①相手と恋人になったシチュエーションを想像してみる
まずは思い切って、気になる彼と付き合うことになった後のことを想像してみましょう。
付き合うとなると、デートにも行くし、彼の家にお泊まりに行ってすっぴんを披露することもあるはず。
彼のために料理をふるまうこともあるでしょうし、記念日にはなんらかのお祝いをしなければなりません。
さらに先に進めば、彼のご両親や親戚に挨拶して気に入ってもらい、晴れて結婚。
そして、彼と二人三脚で子育てに挑むことになるかもしれません。
そしてなにより、彼と付き合うのであれば、頻繁なボディタッチやスキンシップ、それ以上の行為が行われるということになります。
これらすべてを想像して、少しでも「めんどくさいな」「嫌だな」と思う場合は、恋人になったところで上手に関係をつくるのは難しいかも…。
逆に「楽しそう」「彼に触れられたい」「すてきな家庭が作りたい!」と妄想が膨らむ場合は、自信を持って彼にアプローチをしてみましょう。
②相手がいない生活を想像してみる
次は、気になる彼が自分のそばにいない生活を想像してみましょう。
異動や転職で一緒に働けなくなってしまった場合、活動拠点を遠方や海外に移してしまった場合。
やや縁起が悪いですが、彼が亡くなってしまってもう二度と会えない場合…。
ネガティブな想像をしても「そんなにさみしくないな」「悲しいけど、泣きわめくほどではないな」と思うなら、無理に恋愛を進める必要はありません。
逆に「悲しくて何も手につかなくなりそう」「彼がいないなんて考えられない!」と感じた場合、あなたはもう彼にぞっこん。
その気持ちは、疑いようのない恋愛感情といえそうです。
③あえて嫌なところに目を向けてみる
彼のことが気になっているのは、もしかしたら瞬間的な「かっこよさ」に惹かれているだけかもしれません。
人はだれしも2面性を持っているため、どんな側面でも100%受け入れられるという人はそうそういないのです。
女性が男性に幻滅するのは、食事中にくちゃくちゃと音を立てて食べる、靴を脱いだら揃えないなどの“お育ち”的な側面に気づいたときが多いよう。
また、同僚の自分にはいい顔をするのに後輩には偉そうにしている…など、自分相手には見せない意外な素顔に幻滅する場合も。
そんなシーンを目の当たりにして、少しでも「嫌だな」と思ってしまう場合は、恋愛関係に発展する可能性は低め。
「全然気にならない!」「むしろそんなギャップも素敵♡」と思えるなら、彼にアプローチしてみる価値がありそう。
④新しい環境に飛び込んでみる
最後に紹介するのは、実際に自分が動いてみるパターン。
転職したり居住地を移してみたり、今までのあなたとは全く違う環境に身を置いてみましょう。
それでも彼のことが忘れられない、なんとかして縁を繋いでおきたいと思う場合は、彼にその思いを正直に伝えるのがベター。
もしかしたら、彼のことなんかどうでもよくなるほど衝撃的な出会いがあるかも。
新しい環境に飛び込むことで、眠っていた恋愛感情が呼び覚まされる可能性も十分考えられます。
焦りは禁物!「好き」と「憧れ」の区別が大切
恋愛不器用さんにありがちなのが「ただ憧れを抱いているだけ」なのに「私はこの人に恋をしている」と勘違いしてしまうこと。
自分の気持ちを恋だと決めつけて、焦ってことを進めようとするのが一番危険!
行動に出る前に、その気持ちが「好き」なのか「憧れ」なのかをしっかり区別しましょう。
「憧れ」の場合
単に憧れているだけの場合に抱きがちな感情がこちら。
1つでも当てはまる場合は「恋」とは言えない可能性が高いので、くれぐれもご注意を。
仕事への姿勢や考え方に共感できる
一緒に働く上司や同僚に抱きがちなのがこちらのパターン。仕事でのミスを庇ってもらったり、大型の契約を決めてきたり…。
会社で華々しく活躍する男性を見ると、女性はだれしも憧れの気持ちを抱くことが多いのです。
さらに、同じチームで働く男性と夜な夜なプレゼンの準備をしたり、将来のビジョンを語り合ったり…。
同じ目標やピンチを共有すればするほど、憧れの気持ちは加速するもの。
この段階で「恋!」と決めつけてしまうと、せっかくがんばっている仕事にも悪影響を及ぼしてしまうかも。
いつも「すごいなあ」と感心できる
男性をみて「すごいなあ」と感じる機会は意外と多いもの。
仕事で成果を上げていたり、周りの注目の的になっている場合はもちろん「ごめんなさいとありがとうが素直に言える」「悪口やネガティブな言葉を言わない」などの人間的な魅力に触れたときも、憧れの気持ちを抱きがちです。
「すごいなあ」という気持ちは、「私には足りない部分だなあ」「同じようにはできないなあ」という劣等感と紙一重。
仮にその人と付き合ったとしても、価値観が合わなかったり、自分のダメさ加減にばかり目が行って参ってしまったりと、うまく関係を築けない可能性が濃厚です。
相手を遠い存在だと感じている
この人には叶わない、自分には手の届かない存在だと感じる男性も、あなたにとっては単なる「憧れ」の対象。
そんな人に出会った場合は、先述した通り、その人と付き合っている様子を想像してみるのがおすすめです。
彼が自分のために何かプレゼントをしてくれたり、一緒にいる時間を作ってくれることが「嬉しい」ではなく「私なんかのために申し訳ない」と感じる場合は、残念ですが今すぐ身を引いた方が自分のため。
そのまま関係が進むと劣等感だけが募り「彼は私のことをレベルが低いと思っているかも」「こんなことをされても嬉しくないかも」と、どんどん疑心暗鬼に。
その関係が長く続くと、精神的に不安定になってしまう可能性も考えられます。
さらに悲しいことに、そのような劣等感は相手に伝わってしまうもの。
「釣り合わない」と思っている相手と付き合っているときほど、浮気や不倫などの悲しい理由でフラれてしまうことが多いのです…。
そうなったら、立ち直るのに数年は必要。ますます恋愛から遠ざかってしまいますよ!
恋愛は相手から何かを与えてもらうものではなく、お互いが与え与えられ、お互いの価値観を認め合ってはじめて成立するもの。
憧れを感じる人と、フィーリングが合う人は別物だと考えましょう。
「好き」の場合
続いては、恋愛に発展しやすい「好き」という感情について。憧れとの大きな違いは、「よ余裕があるかどうか」。
何か行動を起こさないとおかしくなってしまいそうなほどの焦りや嫉妬、独占欲…。
自分の気持ちに余裕がないと感じる人は、もう恋愛モードに突入していると認めた方が平和かもしれません。
相手がほかの異性と話しているとモヤっとする
人を好きになればなるほど、「もっとこうしてほしい」「私だけをみてほしい」などと、さまざまなな欲が湧き出てくるのが人間の本能。
たとえ自分が知っている人であっても、彼が他の女性と話しているのをみるとモヤっとしてしまうことがあるかもしれません。
そんなモヤっと感を抱いてしまう場合は、あなたが恋をしている証拠といえそう。
特に親密な男性の場合は、無意識のうちに「この人は私のもの」と脳が認識しているため、モヤっとする機会が多くなるようです。
まだ付き合ってもいないのに…と尻込みせず、その気持ちを正直に伝えてみることをおすすめします。
相手のことを目で追ってしまう
「彼のことなんか考えていないつもりだし、話す機会もそう多くはないのに、ついつい彼を目で追ってしまう…」。
そんな場合も、彼を「好き」な気持ちがあふれているパターンです。その行為が無意識であればあるほど、恋愛感情が高まっているといえそう。
さらに、会話をするときについつい顔をじっと見てしまったり、偶然のふりをしてさりげなく声をかけてしまう場合も、完全に“恋愛モード”認定。
少しでも彼に近づきたいと思っている乙女心を、素直に認めましょう。
いつでも連絡をとりたい、と思ってしまう
朝起きたときや通勤中の電車の中、仕事の休憩やご飯中、そして寝る前…。少しでも手が空くと彼のことを思い浮かべて、ついつい連絡を取りたくなってしまう。
これは、相手に少しでも長く自分のことを考えてほしいという気持ちの裏返し。
彼に対する独占欲が高まっているがゆえの行動なので、間違いなく恋といえそうです。
逆にいうと、必要もないのにわざわざ連絡しなくても…と冷めた気持ちがどこかにあるなら、恋に発展する可能性は低め。
彼とはこれまで通り、良好な友人・同僚関係をキープするのがおすすめです。
ちなみに、女性から頻繁に連絡をもらうと、男性の方も少なからず相手のことを意識するようです。
少しでも「いいな」と思っている女性から連絡が来た場合は、男性も喜んですぐに返信する傾向にあります。
一方で、まったく興味のない女性から突然連絡が来ると「一体なんの連絡?」と戸惑ってしまい、返信も保留にしてしまうことが多いみたい…。
頻繁に連絡をしているのにあまり返信が来ないという場合は、残念ながら脈ナシの可能性が高そうです。
さらに、ほとんどの男性はあまり器用ではないため、一度にたくさんのことを考えられない習性が。
仕事が詰まっているときや手が離せないときにたくさん連絡が来ると「ウザい」「鬱陶しい」と思われ、距離が遠ざかってしまうことも…。
できる限り仕事の繁忙期などの情報をリサーチして、タイミングを見はからうことが大切です。
恋愛感情がわからなくても、焦る必要はなし!
「この気持ちが恋なのかわからない」「どう恋愛すればいいのかわからない」とお悩みのあなたは、とにかく焦りは禁物です。
恋愛感情がわからないということは、裏を返すといつでも冷静で、損得を考えずに人と誠実に向き合っているということ。
そんなあなたに心惹かれる運命の人が、いつか必ず現れるはずです。
恋を成功させる秘訣は、とことん自分の気持ちに向き合ってみること。
気になる人がいた場合は、その人と付き合っているところを心ゆくまで妄想し、そのとき感じた気持ちに正直になって、今後のアプローチを決めるのがおすすめです。
繰り返しになりますが、「憧れ」と「好き」を混同しないようにくれぐれも要注意。恋愛はどちらか一方の思いだけでは成り立ちません。
「こうされたい」だけでなく「こうしてあげたい」と思える相手と出会うことが、恋愛感情を取り戻す第一歩ですよ。
どんなに恋愛経験を積んでも、結局は迷ったり悩んだりしてしまうのが女の性。
あまりネガティブに考えすぎずに、あなただけのとっておきの恋を楽しんでくださいね♡